挨拶でよく使われている「How’s it going?」の意味とは?

友だちに会った時、スーパー(grocery store)のレジで会計をする時、アパートのエレベーターに人が乗ってきた時など・・・ 人と会話を始めるときにしょっちゅう使われています。

ポイント

私は挨拶する時いつも “How are you?” とか “How are you doing?” とか言っていましたが、”How’s it going?” も本当によく使われています。

how are things/how’s it going/how are you doing? SPOKEN | Macmillan Dictionary

how are things/how’s it going/how are you doing?: [SPOKEN] used for asking someone about their progress or their general situation

(カジュアルに近況や様子を聞く時に使われるんですね! “How are things going?” も同じ意味です!)

“How’s it going?” はすごくカジュアルに聞こえますが、ビジネスでも使われています。そこから会話が続くこともあれば、形式的な挨拶の一貫として短く終わることもあります。

補足

そういえば、長寿コメディ番組『Saturday Night Live(SNL)』のコント(sketch)では、動物に挨拶するときにも “How’s it going?” と言ってはりました。(ビデオの発音はどちらかというと “How’s it goin’?” に近いです。)

(Hulu の映像は日本からご覧になれない可能性があります。)

ちなみにこのビデオ、動物に話しかけているのは俳優のマーク・ウォルバーグ(Mark Wahlberg)という設定になっているのですが、放送後にこのコントを観た本人が激怒。『ジミー・キンメル・ライブ!(Jimmy Kimmel Live!)』というトーク・ショーに出演した際に、「あの小僧の鼻をへし折ってやる」と発言しました。

Wahlberg told Kimmel, “When I see that kid, I’m going to crack that big fucking nose of his. Then I’m going to tell him, ‘say hi to your mother for me’…. I’m going to go down to ’30 Rock’.. and I’m going to slap him in the nose… I guaran-fucking-tee you.”

この引用文の一番最後は本来なら “I guarantee you.(保証する)” と言うところ、”I guaran-fucking-tee you.” と言ってますから、相当な怒りようです。この記事によると、実際はもっとたくさん罵り言葉(curse words)を使っていたそうで、トーク・ショーは “ピー音(beep)” のオンパレードだったとか。(その時のビデオはすでに削除されています)

そんなマーク・ウォルバーグが、翌週の SNL に登場しました。自分を演じていたアンディ・サンバーグ(Andy Samberg)の前に立ちはだかり、「君の鼻をへし折ろうと思っててん」と説教開始。ところがその前に出演者やこの日のホスト(=メインゲスト)だった俳優ジョシュ・ブローリン(Josh Brolin)やロバ(donkey)が現れ、マーク・ウォルバーグはついつい “How’s it going?” と挨拶をしてしまいます。

(Hulu の映像は日本からご覧になれない可能性があります。)

私はこの2つのコントを両方リアルタイムで観ていたのですが、一気にマーク・ウォルバーグに対する好感度がアップしました。最後に一瞬「ほんまやってられんわ」というような顔をしていますが、たとえこれが本音だったとしても、怒りを笑いに変えたマーク・ウォルバーグ、立派です。