アメリカに来てから、不便な時はめっちゃ不便やな〜と思うのが、公衆トイレ。日本にいた時は駅やコンビニなど、公衆トイレはわりとどこにでもあるイメージがありましたが、私のいるところはバスの地下駅などに基本トイレはありません。

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Sign Silhouette Female Male Public Bathroom
コンビニ系の店にもありませんし、あほほどあるスターバックス(Starbucks)およびその他のカフェのトイレは鍵がかかっているので、店員さんから鍵をもらわないとトイレに駆け込めません。

「でもきっと、セキュリティの問題とかがあるんやろな〜」と思っていたのですが、昨日のアトランティック(The Atlantic)誌の記事(『Why Don't American Subway Stations Have Public Bathrooms?』)を見てびっくり。全米大都市のトイレ事情が書かれていたのですが、どうやらセキュリティだけの問題ではなかったようです。

  1. シカゴ

  2. シカゴの公共交通機関は1950年代までは公衆トイレ付きの駅を造っていましたが、1958年に Blue Line を導入した時からトイレを作らなくなったそう。1970年代にはトイレの公共使用が不可となり、現在はほとんどのトイレが従業員専用となっています。

    一応、体の具合や病気の都合でどうしても必要な場合は一般の人でも使うことはできるそうですが、そうでない場合は、「半区画内に公衆トイレがない、かつ職員がその場に3人いる」という状態でなければ一般の人が利用することは難しいそう。職員の数、やたら細かいです。

    ちなみにシカゴの公共交通機関管理所(CTA: Chicago Transit Authority)の広報担当者によると、トイレが一般開放されない理由は、「トイレの改善費や維持費、管理費に割く財源がないため」。

  3. サンフランシスコ

  4. ベイエリア公共交通機関(BART: Bay Area Rapid Transit は全44駅のうち32駅に公衆トイレがあります。残りは交通量の多いサンフランシスコ(San Francisco)やオークランド(Oakland)、バークレー(Berkeley)のダウンタウンなどで、9・11を機に使えなくなっています。使用不可のトイレについては、今後もずっと使用不可の見通しが強いらしく、理由はどちらかと言えばセキュリティというよりやはり「お金がない」というのが本音に近いようです。

  5. ワシントン DC

  6. ワシントン DC のメトロ(Metro)は、もともとトイレが設計されていません。その理由もまたまた「セキュリティ上の問題、および建設費・維持費の問題」やったそうです。緊急時などは、従業員用のトイレを貸してもらえるそうですが、理由によっては断られることもあるので要注意。ちなみに2006年に従業員のトイレを使用しようとした人は94人で、そのうち7名は断られてはります。

    ただし、唯一ハンティントン駅(Huntington Station)だけ、2003年にトイレが開設されました。

  7. ニューヨーク

  8. 1940年当時は地下鉄のほとんどの駅にトイレがあって、きちんと定期的に検査もされていたそうですが、現在は77駅のみに減っています(そのうちマンハッタン地区でトイレがあるのは28駅)。そのほとんどは始発/終点駅および主要駅。

    ただし、2010年に行われた調査によると、77駅にあるトイレ全129箇所のうち、約60箇所は使用不可やそう。残りの52箇所についても、1/3はめっちゃ汚い & 臭いというえらい状況で、紙がないところもざらにあるようです。
こう考えると、やっぱり「日本の公衆トイレのレベルって世界一なんちゃうやろか」と思えてきます。大都市なら公衆トイレは基本的にどこにでもある、というだけでなく、どのトイレも今たいがいきれいですからね!

反対にアメリカの大都市は、その土地に慣れていないとトイレに不便しそうです。私も渡米したての頃は、カフェに駆け込んだらトイレが結構離れた場所にあって、なんとかたどり着いたらまさかの暗証番号入力画面に直面し、泣きそうになりながらまた戻って店員さんに暗証番号を聞いた、ということが何回かありました(あと、鍵もらうのもしょっちゅう忘れてました)。

ただ、私のような人はやはり世の中に多いのか、今は公衆トイレを見つけるアプリもいろいろ出ています。

  • SitOrSquat・・・最も有名。世界中にある105,000箇所以上のトイレを網羅。無料。iPhone & Blackberry 対応。
  • Restroom/bathroom/toilet finder・・・無料。iPhone & iPad 対応。
  • Best Bathrooms・・・ニューヨークのトイレをカバー。トイレまでの道順もフォロー。有料。iPhone & iPad 対応。
  • Toilet Map・・・ロンドンのトイレをカバー。有料。iPhone & Android 対応。
  • Show the Loo・・・オーストラリアのトイレをカバー。無料。iPhone & iPad 対応。
試しに私も一番有名な「SitOrSquat」をダウンロードして私の住んでいる街のダウンタウンを表示してみましたが、思ったより網羅されていてなかなか便利そうです。安心して便器に「座れる(sit)」トイレは緑色で、(汚いなどの理由で)便器にお尻がつけられないため「中腰になる(squat)」トイレは赤色で表示されております。 SitOrSquat - Downtown Seattle 赤色、多っ!でも、いざという時には意外に頼りになるかもしれません。

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