シャンプーのパッケージで目にした「riveting」の意味とは?

昨年一時帰国した際に、いつも行く美容師さんのところで髪を切ってもらってから早3ヶ月。あごのところまでばっさり切ってボブにしてもらったのに、もう肩まで伸びてきました。色も明るくしてもらっていたので、肩まで伸びた分だけ根元がプリンになってしまっています。えらいこっちゃです。



それなのになかなか美容院に行けず、やばいやばいと思っていると、ジェガーさんが「そろそろ髪切ろかな〜」と言い出しました。

「またジェガーママに切ってもらうの?」
「うん」

ジェガーママは元美容師です。前に一度ジェガーさんの髪を切って以来、今はずっとジェガーさんの専属美容師になってはります。

私はジェガーさんはショートカットの方が好きなのですが、ジェガーママはロングヘアの方が好きらしく、2人の意見に挟まれて髪の毛を切るべきか切らないべきかしばらく悩んでいたジェガーさん。

そのうち髪がだいぶ伸びてきたので「もう切るわ!」と決意を固めて美容院に行ったのですが、「やっぱりお金も髪の毛ももったいなく思えてきた」と言って帰宅。その様子を電話で聞いたジェガーママが、「ほなうちが切ったげるわ」と言い出しました。

え・・・もしかして・・・バリカン?と思った私は、いくらジェガーさんは髪短い方が似合うと思っているとはいえ、ざんぎり頭はやりすぎやろー!と焦り、「えっまじで!?ほな久しぶりに切ってもらおかな〜♩」と言っているジェガーさんの横から「やっぱり切らんでもええかもー!」と叫ぶと、「心配せんでもええで、元美容師やから」

えっ、ジェガーママ・・・元美容師やったん!?

それから数日後、ジェガーママが道具を持ってやって来ました。キッチンの椅子にジェガーさんを座らせ、はさみを取り出したジェガーママ。「はさみ持つのめっちゃ久しぶりや〜」と言いながらも、華麗な手つきでジェガーさんの濡れた髪の毛を鮮やかに切り落としていきます。

「プロや・・・」と私が見とれていると、「やっぱ案外腕って覚えてるもんなんやな」とジェガーママ。かつては美容院を経営していたこともあるそうで、ジェガーさんも昔はずっと髪を切ってもらっていたそうです。

ジェガーママが切り終わった時には、キッチンの床がジェガーさんの髪の毛でえらいことになっていましたが、短すぎず長すぎず、とても良い長さに仕上がっていたので、ジェガーさんもジェガーママも私も大満足。

また美容師やればいいやーん!と盛り上がるジェガーさんと私の横で「もうずっと前に免許切れてるし〜」とジェガーママは言っていましたが、その顔はまんざらでもなさそうでした。

via A shotgun wedding: Are You A Normal Japanese Girl?(2012年1月)

「うちも一緒に髪の毛切ってもらおうかな〜?」
「ええんちゃう?聞いてみたら?」

さっそくジェガーママに電話をしてみると、「ええよ〜」と即 OK。しかも、「プリン気になってたし、ついでに髪の毛も染め直したら?」

「えっ染めんのもできるんですか?」
「うち、染める方が得意やねん。何色が良い?」

というわけで、さっそくジェガーママと一緒にビューティ・ショップへ行って、染色剤をチェック。ジェガーさんも暇やと言って一緒についてきたのですが、男性には退屈らしく、「こっちの色とこっちの色、どっちが良いと思う?」と聞いても「どっちの色も同じに見えんねんけど」とという感じで全然頼りになりません。それでも一応ジェガーさんのリクエストを聞き入れて、赤毛に染める方向で話がまとまりました。

「ただ、この子の髪質やとたぶんすぐ赤色抜けると思うねんな〜」とジェガーママ。
「日本にいた頃、赤っぽく染めてたことありますけど、確かにすぐ色抜けました」と私。

するとジェガーママがふと思い立って店のおばちゃんに「ここ赤いシャンプー置いてましたっけ?」と聞きました。

「あるある、そこの通路の下の方やで」

見ると、確かに赤いシャンプーなるものがあります。昔、髪の色を明るくした時に一度この手のシャンプーを使ったことがありますが、赤色は初めて見ました。

私も興味津々だったので、さっそくシャンプーとコンディショナーを購入。すると、そのパッケージに “riveting reds” と書いてありました。
riveting reds

(中身の液も真っ赤です!)

ポイント

“rivet” は「しっかり固定する」という意味です。

rivet | Macmillan Dictionary

rivet: to join two things together with rivets

(”rivet” は名詞で「鋲」という意味。だから鋲でつなぎ止めるということになるんですね!)

つまり、”riveting reds” は、「赤色をしっかり固定させる」という意味の商品名なんですね〜!

・・・ところが、実はこの商品名にはもう一つ意味が掛けられています。”rivet” は “riveting” と形容詞になると、今度は「ものすごくわくわくする」「心を奪われるような」という意味になるのです。

riveting | Macmillan Dictionary

riveting: extremely interesting or exciting

(ニュアンス的には、心を鋲で打たれるような感じでしょうか?)

つまり、”riveting reds” は「とても魅力的な赤色」という意味でもあるのです!見事な商品名です。

補足

というわけで、ジェガーママに髪を切ってもらい、赤色に染めてもらった後、さっそくこのシャンプーとコンディショナーを使ってみましたが、なかなか良い感じです。

これまでアメリカで買うシャンプーは、髪の毛がきしきしになるものが多かったのですが、これは洗い上がりもなめらか。香りも適度にフルーティで、他のアメリカのシャンプーみたいにめちゃめちゃ香りが強いこともありません。

私の髪質に合っているみたいなので、しばらく使い続けて赤毛をがんばって維持したいと思います。