数字の横によく書かれている「#」の意味とは?

ただいま絶賛アパート探し中の私たち。本当は今の家の近くに住みたいのですが、なかなか良い物件が見つからないため、少しずつ範囲を拡大中です。

家の近所だけで探していた時は “For Rent” サインを中心にチェックしていたのですが、今はインターネットも活用。いろいろな物件検索サイトがありますが、視覚的に探せる PadMapper がけっこう役に立っています。
PadMapper
左下のボックスに条件を入力していろいろ見ていると、「ここええんちゃう?」と思える物件が見つかりました。しかし、詳細ページには連絡先がありません。”open house” と書かれていて、いつでも見に行って良さそうな様子。

興味を持って住所を見てみると、

XXX(番地、ストリート), Apt #3
Seattle, WA XXX(郵便番号)

と書かれていました。

ポイント

数字の前に “#” がある場合、”No.” という意味になります。

住所の記入欄などでアパートの番号を書く時は、”Apt(番号)” という書き方をする時もあれば “#(番号)” という書き方をする時もあります。”#” はカジュアルな場はもちろん、公式書類などでもよく使われています。私もグリーンカードの書類を提出する時普通に “#” を使っていました。また、書類の記入欄にも “Apt #” という表記がありました。

以前、ベーキング・ソーダを紹介した時も、よく見るとパッケージに “America’s #1 Trusted Baking Soda Brand” と書いてありました。
baking soda

補足

というわけで住所を確認したところ、走って行ける距離にあったので、ランニングがてらのぞきに行ってみることに。

iPhone で位置情報を確認しながら走り、無事住所を発見しましたが、オープンハウスらしき雰囲気は全くありません。「ほんまにここなん?」と言いながら建物のまわりをうろちょろしていると、住人らしき人が出てきました。

「あっすみません。この建物の管理人さんの連絡先ってご存知です?」
「ああ、ちょっと待ってください」

めちゃ優しい人で、その場ですぐ連絡してくれはりました。管理人さんにつながったらしく、ジェガーさんに交代。電話で話した結果、管理人さんが直接来て会ってくれることになりました。

連絡してくれた人にお礼を言って、アパートの前で体操したりしながら待つこと10分〜15分。

「監理人さん、来ーへんな〜」
「すぐ来るって言っててんけどな〜」
「さっきの人に電話番号聞いとけば良かったな」
「あっほんまや。」

あと10分待って来んかったら帰ろう、と言って5分ほど経った頃、もう一人住人らしき人が出てきました。

「あっすみません。この建物の管理人さんの連絡先ってご存知です?」
「ああ、ちょっと待ってください」

この人もめちゃ優しい人で、その場ですぐ管理人さんに電話をかけようとしてくれたため、今度は電話番号を聞いて私の携帯で電話。すると、「もう着きますよー!」ということで、直後に管理人さんが登場しました。「すみません、お待たせして。ほなちょっと案内しましょか」

管理人さんと一緒に “Apt #3” のところに行くと、その番号の扉の前には Amazon.com から送られてきたパッケージが置いてあります。ん?人住んでんの? 管理人さんは気にせずチャイムを鳴らして扉をノックし、鍵を開けて「入りますよー」と言いながらずかずか中に入っていきます。

中は思いっきり人が住んでいる気配が。

「入っていいの?」とジェガーさんにおそるおそる聞くと、「ここの家の人が今月末で出はんねんて」ということで、現在どうやら家の人は数日間不在にしていて、その間「オープンハウスとして希望者に家を見せて良いです」と管理人さんに許可していたみたいです。

今住んでいるところより狭いですが、雰囲気はなかなか良い感じ。一通りチェックして回ると、勝手にソファに座って携帯をいじっていた管理人さんが、「君ら、ラッキーやわ」と言って来ました。

「毎日オープンハウスに興味あるって、めっちゃメールくんねん。今100通くらい来てるかな、全部で。」
「そんなに」
「でもな、100通も来たら返信めっちゃ面倒くさいねん。ほんでどうしよかなと思ってたら、ちょうど君らから電話や。自分ら、めっちゃタイミングええで」
「それはほんまラッキーですね」

管理人さんは「気に入ったら連絡して」と言って私たちに申し込み用紙を渡し、機嫌よく帰って行きはりました。

まだ他にも物件をチェックしたいので、まだここに決定したわけではありませんが、とりあえず管理人さんは私たちのことを気に入ってくれたみたいで良かったです。

私たちの物件探しは続きます・・・

追記

(5.3.13)
日本では # は「シャープ」と読んだりしますが、アメリカでは “pound” と読みます!