イリノイ州とハワイ州で同性婚が合法化!のニュースで耳にした「go into effect」の意味とは?

ちょっとややこしいですが、毎年11月の最初の月曜日の次の火曜日は Election Day(投票日)です。去年は11月6日(火)に大統領選挙が行われました。



今年は大統領選挙はありませんが、11月5日(火)に各州さまざまな動きがありました。中でも話題になったのは、イリノイ州で同性婚が合法化!?というニュース。

同性婚は現在(米11月12日時点)、私のいるワシントン州も含めて全50州のうち14州及びワシントン D.C. で合法化されています。

さっそくニュースを観てみると、ナレーターが “The Illinois bill legalizing same-sex marriage is set to go into effect June 1st, 2014.”(1:00)と言っていました。

ポイント

“go into effect” は、「実施される」という意味です。

go into effect | The Free Dictionary

go into effect and take effect: [for a law or a rule] to become effective

(”take effect” も同じ意味なんですね!)

つまり、ナレーターは「イリノイ州の同性婚合法化案は、来年6月1日に施行される見通しです」と言っていたのでした。

補足

というわけで、「そうか〜次はイリノイか〜」と思っていたのですが、その後事態は急展開。なんと、イリノイ州よりも先にハワイ州が、同性婚合法化15州目に名を連ねることになりそうです。

議会投票はイリノイ州の方が先だったのですが、イリノイ州では州知事が11月20日に法案に署名すると発表。一方ハワイでは12日に議会投票が行われ、13日にすぐさま州知事が署名する流れになりました。

ハワイではさっそく今年の12月2日から、同性婚カップルが結婚できるようになります。

先ほどの AP 通信の映像によると、地元民でなく旅行客も合法的に結婚できるようになるため、ハワイでは向こう3年間にわたって2億ドル以上の経済収入が期待されているそうです。

これからは、ハワイでも同性カップルの結婚式がたくさん見られるようになりそうです・・・!

ちなみに、私のいるところでは市長選が行われて新市長が誕生したのですが、彼は「シアトルで初めて同性愛者であることを公言した市長」として話題になりました。

我が州では昨年同性婚が合法化されたのですが、その中心人物として活躍した人だったそうです。
Ed Murray

(By Ryan Georgi (Flickr: Ed Murray) [CC-BY-2.0], via Wikimedia Commons

この写真の右手に映っているのがパートナーなのですが、市長当選時に市長本人より興奮していたのがめちゃお茶目でした。

それにしても、私のいるところでも本当に同性カップルを見かけるのが普通になってきました!

追記

(11.13.13)
その後、ハワイが正式に同性婚合法化15州目となりました!