シアトルで本場の味が味わえる!?懐石料理イベント『The Beauty of Kaiseki』

誕生日の1週間前に、前から気になっていた懐石料理のイベント『The Beauty of Kaiseki』に行ってきました。

本場京都の懐石をシアトルで

The Beauty of Kaiseki』は今年の3月から毎月1回行われているイベントで、会場は、シアトルの観光名所パイク・プレース・マーケットにあるコミュニティ・キッチン『Atrium Kitchen』。

そしてシェフは、京都の料亭で修業を積まれた “懐石シェフ”、俵裕和さん。

The Beauty of Kaiseki 4

懐石ということで、メニューは季節に応じて工夫が凝らされています。11月は感謝祭のある月ということで、お献立は以下の通りとなっていました。

【The Beauty of Kaiseki in November】

Tickets for November event are sold out! Thank you! I am looking forward to…

Posted by Hiro Tawara on Friday, November 20, 2015

昼の部と夜の部があり、どちらのコースも60ドル。日本酒も振舞われるので、21歳未満は参加できません。キッチンのカウンターはたった10席しかないため、予約は毎回早いもの勝ちで、この日のイベントも満席となっていました。

シェフの英語解説付きで楽しむ料理

カウンター席に全員揃うと、まずは俵さんが懐石料理について英語でプレゼンテーション。奥にスライドもあってわかりやすく、こういう説明を聞くのが大好きなジェガーさんはかなり集中して聴いていました。

The Beauty of Kaiseki 2

続いて、ワシントン州と姉妹都市提携を結んでいる兵庫県の事務所の計らいで、今回は兵庫県の地酒『福寿』が登場。福寿と言えば、今年のノーベル賞受賞式の公式行事で提供されたことでも知られています。

本年度のノーベル生理学・医学賞に大村智氏、ノーベル物理学賞に梶田隆章氏の2名の日本人の方が受賞されました。この度のご受賞、誠におめでとうございます。
また、スウェーデン・ストックホルムで12月10日に開催されるノーベル賞受賞式後のパーティで…

Posted by 神戸酒心館 on Tuesday, November 10, 2015

私は妊娠中なので飲めませんでしたが、香りだけでもすっきりとした甘さが感じられて、めちゃ飲みやすそうでした。隣ではジェガーさんが相当気に入っていて、そっこうおかわりしていました。

美しい料理の数々

まもなく運ばれてきたのは、一品目『かぼちゃまんじゅう 七面鳥そぼろ射込み シャンテレロ茸、ベビーアルグラ』。ほっとする味で、目をつぶると京都に里帰りしたみたいです。

The Beauty of Kaiseki 3

続いて2品目、『七面鳥のコンフィ 秋茄子ソース、サーモンと菊菜の塩麹和え』。見た目も美しいのがまさに “The Beauty of Kaiseki” です。

The Beauty of Kaiseki 5

海の幸好きとしては、3品目の『銀ダラ塩焼き 骨出汁で焚いた根菜とともに』もかなり美味でした。タラがとてもふっくらしていて、目をつぶるともはや私がいるのはシアトルではなく、祇園です。

The Beauty of Kaiseki 6

ここまで来ると、次も早く食べたいような、でもまだこの楽しみが終わってほしくないような、だんだん複雑な気分になってきます。そこへ、大好きな栗ごはん登場。おかわり可だったので、もちろんおかわりしました。

Posted by Hiro Tawara on Monday, November 23, 2015

そして最後はデザート『はちや柿とリコッタチーズのアイスクリーム』。アイスクリームと柿の組み合わせが絶妙で、ジェガーさんに至っては私のデザートも奪う勢いでした。

Posted by Hiro Tawara on Monday, November 23, 2015

唯一の心残りと言えば、私がこの日カメラを忘れてしまったためにジェガーさんの iPhone 4S で撮影せざるを得なかったことですが、それでも俵シェフの懐石料理の美しさが少しでも伝わっていたらと思います。

地元の食材を活かしながら本場の懐石料理の美味しさ、美しさ、そして奥ゆかしさをアメリカに伝えたいという俵シェフの愛とこだわりを、今回のフルコースでしみじみ堪能したので、京都人としてこれからも応援していきたいと思います!

Posted by Hiro Tawara on Monday, November 23, 2015

ジェガーさん、今度の結婚記念日あたり、また連れていってくれへんかな〜

次回こそ飲みたい